化学テロの対処訓練で、要救護者を担架に運ぶ防護服姿の機動隊員(京都市下京区・京都鉄道博物館)

化学テロの対処訓練で、要救護者を担架に運ぶ防護服姿の機動隊員(京都市下京区・京都鉄道博物館)

 大阪で6月に開かれる20カ国・地域首脳会合(G20サミット)などを見据え、化学兵器によるテロを想定した対処訓練が30日、京都市下京区の京都鉄道博物館であった。同館の職員や府警の警察官が初期対応の手順を確認した。

 訓練は下京署と同館が行い、約200人が参加した。同館1階の展示車両付近で異臭騒ぎがあったとの想定で、来館者たちが目の痛みや呼吸困難を訴え、意識を失って倒れる人も出たとして、同館が110番。職員たちは英語を交えながら避難誘導した。

 駆けつけた防護服姿の機動隊員たちは、酸素ボンベの残量に気を配りながら、有毒ガスの検知器を手に、館内をくまなく調べた。異臭は「サリン」と突き止め、倒れている人を担架で運び救出。館外には除染テントを設営し、除染の実際の手順も確認した。