全国初のレジ袋禁止条例に関する初の説明会で、不安や疑問の意見を述べる小売店店主ら(京都府亀岡市安町・市役所市民ホール)

全国初のレジ袋禁止条例に関する初の説明会で、不安や疑問の意見を述べる小売店店主ら(京都府亀岡市安町・市役所市民ホール)

 全国初のプラスチック製レジ袋禁止条例を制定する方針を出した京都府亀岡市は29日夜、小売店を対象とした初の説明会を安町の市役所で実施した。商店主からは、準備期間の短さやコスト増への不安の声が相次いだ。市は環境保全の意義や紙製袋のコスト削減案を示し、理解を求めた。

 市は昨年末、小売店でプラ製レジ袋の配布を禁止し、違反店舗名を公表する罰則を盛り込んだ条例を制定し、2020年夏の施行を目指す、と公表した。説明会は市商店街連盟の要請で開催し、約50人が参加した。

 市は、保津川の保全や国際的に進むプラごみ削減の動きを挙げ、「他都市に一石を投じたい」と意義を強調した。参加者からは「急すぎる」「理念は理解できる。3~5年かけて議論できないか」などの意見が相次いだ。

 マイバッグ促進に向けた新年度からのレジ袋有料化や、プラ製から紙製への変更の要請に不安の声も出た。豆腐店経営の男性は「商品単価が安く、袋に金は取れず、水物でプラ袋は欠かせない。個々の事情に配慮を」と訴えた。寝具販売の女性は「マイバッグには入らず、紙袋だとコストが膨大になる」と話した。

 市側は「足並みをそろえてもらうことに意義がある」「紙袋の共同購入でコストの負担は減らせる。事情や要望を聞きたい」と説明した。

 質問が相次ぎ、説明会は2時間近く続いた。商店街連盟の辻村均会長は「『総論賛成各論不安』の声が多い。小売店にアンケートを採るなど丁寧に進めてほしい」と注文を付けた。