下水処理の過程から発生するメタンガスを発電に利用する設備の完成予想図=月島機械提供

下水処理の過程から発生するメタンガスを発電に利用する設備の完成予想図=月島機械提供

 下水処理場で発生するメタンガスを発電に利用するため、京都府亀岡市と機械設備会社「月島機械」(東京都)は30日、同市安町の市役所で、事業協力の協定に調印した。これまで6割を焼却処分していたメタンガスの有効活用と、温室効果ガスの削減につながるという。

 市民が排出する下水の83%を処理する「年谷浄化センター」(三宅町)の敷地内の約110平方メートルに、同社が3~4億円かけて発電設備を設置し、汚泥処理の過程で発生するガスを市から購入する。発電量は、一般家庭約360世帯分に相当する年間約132万キロワット時を見込む。

 2021年4月から開始し、電力は市などが設立した地域新電力会社「亀岡ふるさとエナジー」が買い取る。1月に契約した大規模太陽光発電所(西別院町)の電力と合わせ、新電力会社が市内から調達する電力は約8割になる。調印式で、桂川孝裕市長は「エネルギーの地産地消をさらに進めていく」と話した。