京都弁護士会館

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 元依頼者から借りた金を返さなかったなどとして、京都弁護士会は14日、同会所属の60代男性弁護士を退会命令の懲戒処分にした、と発表した。処分は10日付。

 同会によると、男性弁護士は2011年以降、元依頼者に計260万円を借りたが返済しなかった。その後、調停で約300万円の支払いに合意したものの、およそ半額を支払った後は未払いになっている。また、13年に別の元依頼者から借りた70万円も返済していないという。このほか、同会と日本弁護士連合会に納める18年7月以降の会費計23カ月分を滞納し、この内、7カ月分約26万円が未納という。

 男性弁護士は依頼人との金銭トラブルなどで17年以降、業務停止など3回の懲戒処分を受けている。京都弁護士会は過去の処分歴も踏まえ、除名に次ぐ重い処分を下した。男性弁護士は同会の調査に応じず、弁明もしていないという。

 この日会見した京都弁護士会の日下部和弘会長は「このような重大な処分を出すことになり、申し上げる言葉もない」と述べた。