宇治廃棄物処理公社の嘱託職員が無免許運転していたダンプカーと、公社敷地内の私道。奥に埋立処分地がある(宇治市池尾)

宇治廃棄物処理公社の嘱託職員が無免許運転していたダンプカーと、公社敷地内の私道。奥に埋立処分地がある(宇治市池尾)

 京都府宇治市が100%出資する宇治廃棄物処理公社の男性嘱託職員が6月中旬から7月初旬にかけて、同市池尾にある公社敷地内の埋立処分地や私道で、ダンプカーを無免許で運転していたことが14日、分かった。同公社も職員が無免許状態と認識しながら、「公道ではないので問題ない」と運転させていた。


 京都府警宇治署は7月初旬、同公社に対し、敷地内であっても廃棄物を搬入する不特定多数の車両が行き交うため危険だとして、運転をやめさせるよう注意指導した。
 同公社によると、嘱託職員は週5日勤務し、搬入された廃棄物を埋めるための土を4トンダンプカーで運ぶ業務などに当たっていた。敷地内で土を採取する場所から埋立処分地までの間は舗装された私道で、搬入に訪れた市民や産廃業者らの車両も通るが、職員はその道でも運転していた。
 嘱託職員は普通免許を持っていたが、6月17日に免許停止となった。同公社は職員から免停になったとの申告を受けたが、「免停になっても運転能力はある。公道ではないので無免許状態でも問題ない」と判断し、運転を続けさせた。7月初旬に宇治署から注意指導を受けて以降、運転業務から外したという。
 同公社の妹尾浩伸事務局長は「認識が甘かった。今後は同様のことがないようにしたい」と述べた。