夏の宮津燈籠流し花火大会に向け、手作業で桟俵を作る荻野さん(京都府宮津市日ケ谷)

夏の宮津燈籠流し花火大会に向け、手作業で桟俵を作る荻野さん(京都府宮津市日ケ谷)

 京都府宮津市の夏の風物詩「宮津燈籠(とうろう)流し花火大会」で、海に浮かべられる灯籠の底部「桟俵(さんだわら)」作りが、市内の集落で進められている。農閑期の仕事のひとつで、わらを円形に編み込む手作業に農家らが汗を流している。

 直径30センチ程度の桟俵は、約120グラムのわら束を丸板に載せ、曲線に沿って一本一本結ぶ方法で仕上げる。現在は市北部の山間部にある日ケ谷地区と市南部の上宮津地区の住民らが携わり、計約1万個を用意する。

 日ケ谷地区で最多の1400個を3月までに作るという男性(70)は「作業は疲れるが、先祖の霊を送る行事に少しでも貢献できれば」と、器用な手つきで作り上げていた。