1926年ごろの吉田寮を写したとみられる写真(上、冨岡勝さん提供)、吉田寮の100年余りの歴史をたどる写真展の会場(京都市下京区・ルーメンギャラリー)

1926年ごろの吉田寮を写したとみられる写真(上、冨岡勝さん提供)、吉田寮の100年余りの歴史をたどる写真展の会場(京都市下京区・ルーメンギャラリー)

 現存する国内最古の学生自治寮で、退寮問題に揺れる京都大の吉田寮(京都市左京区)の歴史をたどる写真展がこのほど、京都市下京区麩屋町通五条上ルのルーメンギャラリーで始まった。戦前と現代の寮生の暮らしぶりや100年余りの歴史を重ねる建物の趣を伝えるパネルが並んでいる。

 寮生や元寮生らでつくる「吉田寮記録プロジェクト」と映画関係者でつくる「映画『自治と青春―京都大学吉田寮(仮)』製作委員会」が主催。寮の歴史や建築的価値を発信し自治のあり方を考えてもらう狙いがある。

 1920年代の寄宿舎や30年ごろの食堂での和やかな風景、食堂で行われた出陣学徒の壮行会の写真が並ぶ。寮内のスペースで語り合う現代の学生らを写したパネルもある。

 入場無料。2月3日まで。午後1時~同7時。2日午後5時からは建築家や寮生らによるトークイベントがある。千円。2月18日~3月3日には吉田寮近くの食堂など計8店舗で写真展を行う予定。

 また映画の製作費用に充てるためのクラウドファンディングを実施中。2月12日深夜まで。