京都市東山区の浄土宗の総本山・知恩院は15日、「7月18日に爆破する」との爆破予告があったと発表した。浄土宗の他の主要寺院にも、同様の予告が届いた。
浄土宗によると、爆破予告は14日夜にメールで京都市内の総大本山4カ寺と東京都の大本山増上寺にあった。「主要建造物を18日正午に自爆式のドローンで爆破する」という内容の文面だったという。
知恩院は18日に終日閉門し、19日は今の時点では通常通り開門するという。予告が届いた金戒光明寺(左京区)、知恩寺(同)、清浄華院(上京区)は、18日に終日閉門したり主要建物を昼前後に閉めたりするなどの対応を検討している。このうち清浄華院は、同日午前に予定している京都アニメーションに関する法要は営むという。
京都府警は爆破予告の届け出を受けて各寺を調べたが、不審な物は見つかっていないという。威力業務妨害の疑いがあるとみて捜査している。
京都市内では14日に洛北高(左京区)でも爆破予告があった。