憧れだったシャムキャッツとはじめて一緒になったのは、2013年の『下北沢インディーファンクラブ』というライブサーキットでのことだった。

 他にもceroやミツメなど、東京インディーと呼ばれていたアーティストがたくさん出演していて、JETSETで7inchを買っていたような人たちが一気に見られる、とてもすごいイベントだった。

 僕にとって、そのラインナップに自分たちの名前があることが嬉(うれ)しくて仕方がなかった。シャムキャッツももちろん出演していて、物販のスペースにいたボーカルの夏目さんに勇気を出して話しかけた。その時何を話したかは覚えていないけれど、気さくに話してくれたことやステッカーをくれたことは覚えている。

 まだ祭りのあとのような熱気が残っている夜の下北沢の路上で、その時付き合っていた恋人に電話した。その人もシャムキャッツが大好きだった。お土産にと買ったシャムキャッツのTシャツはサヌキナオヤさんのイラストがプリントされていて、その何年後かに、僕とサヌキさんは一緒に漫画を作ったり、京都新聞のポスターで共演するようになった。いろんなものがまだつながっているのだ。