JA京都間人支店女性部のメンバーらが作ったかかし(京都府京丹後市丹後町竹野)

JA京都間人支店女性部のメンバーらが作ったかかし(京都府京丹後市丹後町竹野)

 京都府京丹後市丹後町の国道沿いで、かかしづくりが静かなブームとなっている。大病を患った女性が手術前に自分の替わりに据えたのが始まりで、今春には女性から作り方を教わり他の2カ所で新たに取り組まれた。見学に訪れる人も現れるなどかかしが地域のにぎわいに一役買っている。

 きっかけは丹後町此代で長年花畑をつくる川戸和子さん(72)のかかし。心臓病の手術前に「生きて帰れないんじゃないか」と感じ、自分そっくりのかかしを作って花畑を見守るように置いた。SNS(会員制交流サイト)で話題になり、無事に退院した後の昨年も4体ほど製作した。
 そんなかかし作りが今春は丹後町久僧と竹野の2カ所で広まった。JA京都間人支店女性部は新型コロナウイルスで沈滞する地域を元気づけたいと5月末に川戸さんから習ったかかし9体を設置。自転車に乗ったり、学校の机で勉強したりする様子を表現した。かかしを見るために現地に足を運んでくれる人もいるといい、部長の亀田昌子さん(73)は「家を一歩出るきっかけや家族の話題の一つになれば」と願う。7月10日には新たに4体増え、現在もメンバーがかかし作りを楽しんでいるという。
 本家の川戸さんのかかしは今年は7月末に花畑に登場する予定で、川戸さんは「花畑も此代から丹後町内に広がり、かかしもこうやって増えてきてうれしい」と喜んでいる。