多くの見物客でにぎわう長岡京ガラシャ祭(2018年11月)=長岡京市長岡2丁目

多くの見物客でにぎわう長岡京ガラシャ祭(2018年11月)=長岡京市長岡2丁目

 京都府長岡京市の秋の一大イベント「長岡京ガラシャ祭」が、今年は中止されることが決まった。玉(細川ガラシャ)の父である戦国武将の明智光秀を主人公にした大河ドラマの放送で例年以上に祭りへの期待が高かったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「やむを得ない」決定とした。

 1992年に始まった長岡京ガラシャ祭は毎年11月第2日曜に実施される恒例行事。玉と夫の細川忠興らの時代行列と婚礼の儀、模擬店やステージイベントの「楽市楽座」などが催され、多くの市民や観光客でにぎわっていた。
 新型コロナの感染が拡大した今春以降、関係団体でつくる祭りの実行委員会が開催の可否について検討してきた。その結果、時代行列の沿道やイベント会場に不特定多数の人たちが来場し、「3密」の回避は困難だとして中止を決めた。実行委によると、衆議院選投票日と重なったために2003年の祭りも中止とした例があるという。
 実行委会長を務める市自治会長会の山本一弥会長は「ぎりぎりまで検討を重ねたが、もしものことがあってはいけないので中止はやむを得ないと判断した。今回の決定をばねとして、来年の祭りに力をいれたい」と話す。
 中止を受け、11月と来年1月に光秀やガラシャにちなんだ講演会を開催し、婚礼の儀など祭りにちなんだ映像の制作と配信も実施する予定。