京都地裁

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 飲酒運転で車を暴走させ、男性をはねて死なせたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)と道交法違反(酒気帯び運転)の罪に問われた京都市西京区、無職の男(36)の裁判員裁判の判決公判が16日、京都地裁であった。伊藤寿裁判長は「身勝手な運転で命が奪われた被害結果は重大」として懲役8年(求刑懲役9年)の判決を言い渡した。

 判決によると、被告は昨年10月4日午前4時25分ごろ、右京区の制限速度50キロの道路で乗用車を酒気帯び運転し、車を制御することが困難な時速135~140キロで走行して対向車線にはみ出し、近くにいた同市右京区の会社員男性(当時39)をはねて死亡させた。

 判決理由で伊藤裁判長は、被告がコンビニに3回立ち寄り、その都度、酒を購入して飲みながら高速で運転しており、「危険極まりなく、行為は悪質」と指摘した。

 弁護側は男性が車道上にいたことなどから減刑を求めたが、伊藤裁判長は「被害者は歩道付近の位置におり、量刑で大きく考慮すべきものではない」と判断した。