「丹波くり」の栽培で重要な土について受講者に説明する山内さん(京丹波町市場)

「丹波くり」の栽培で重要な土について受講者に説明する山内さん(京丹波町市場)

 「丹波くり」を栽培する生産者育成や魅力の発信を目的とした「丹波くりマイスター養成講座」の初回講座が16日、京都府京丹波町市場などで開かれた。筆記や面接で選考された京都府福知山市と南丹市、京丹波町のクリ栽培経験者6人の受講者が集まり、丹波くりの栽培について知識を深めた。

 同講座は府南丹と中丹の両広域振興局が本年度、新たに始めた。丹波くりで「地域特産物マイスター」の認定を府内でただ1人持つ同町の丹波くり農家、山内善継さん(78)が講師となり、剪定[せんてい]や接ぎ木などの技術を指導する。

 この日、町役場和知支所で行われた開講式で山内さんは「最盛期だった1978年の生産量約1500トンに比べ、現在は約100トンにまで落ち込んでいる」と現状を説明した上で「本には書いていないような技術や経験を伝えたい」とあいさつ。丹波くり生産の担い手となる受講者らに期待を込めた。

 その後、山内さんの農園に移動し、園内を見学。幹に虫が付いた時の見分け方のコツなどを伝えた。梅雨晴れの空の下、受講者は熱心に耳を傾け、質問してメモを取った。

 講座は来年3月まで全12回開かれる。