このほど出版された「一門 “冴えん師匠”がなぜ強い棋士を育てられたのか?」

このほど出版された「一門 “冴えん師匠”がなぜ強い棋士を育てられたのか?」

 羽生善治九段のライバルだった故・村山聖九段ら多くプロ棋士を輩出した森信雄七段の一門について、本紙詰め将棋でおなじみの本人と元竜王の糸谷哲郎八段ら個性派ぞろいの弟子たちのインタビューでつづった本「一門 “冴(さ)えん師匠”がなぜ強い棋士を育てられたのか?」が、このほど朝日新聞出版から発刊された。

 NHK杯優勝などの実績がある山崎隆之八段や京都府宇治市出身の安用寺孝功六段らベテランの域に達した一門の先輩弟子らは、森七段や持病があり早世した一番弟子村山九段とのおかしくも心温まるエピソードなどを披露。AI(人工知能)を駆使した研究でトップをうかがう千田翔太七段や京都市出身の西田拓也四段ら1990年代生まれの若手も、支えになった師匠の一言を紹介している。
 室谷由紀女流三段ら女流プロの弟子や妻恵美子さんの話、特別章には羽生九段が語る師弟論もある。
 著者はノンフィクションライターの神田憲行氏。261ページ、1760円。