「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」のゲーム画面(任天堂提供)

「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」のゲーム画面(任天堂提供)

 任天堂が31日発表した2018年4~12月期連結決算は、純利益が前年同期比24・9%増の1687億円だった。家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」向け新作ソフトの年末商戦は好調だったが、スイッチ本体の販売台数は期初に掲げた年間2千万台の目標達成が難しく、1700万台に下方修正した。

 売上高は16・4%増の9972億円。スイッチ向けに18年秋から投入した「ポケットモンスター」など大型の新作ソフトが伸び、「大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)」は発売1カ月足らずで販売1208万本の大ヒットに。18年4~12月に100万本以上売れたソフトは他社も含めて20タイトルとなった。

 ソフトがスイッチ本体もけん引し、同期間の販売は1449万台(前年同期比19・5%増)に拡大。ただ、1年を通じて期待した勢いには届かなかった。ソフトの年間販売目標は1億本から1億1千万本に引き上げた。

 一方、11年発売の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」は失速。本体とソフトの販売がともに前年同期から6割落ち込んだ。スマートフォン向けゲーム事業では、今期中に投入予定だった人気作「マリオカート」は、アプリなどの改善のため投入時期を19年夏に先延ばしした。

 経常利益は23・5%増の2402億円で、19年3月期の業績予想も据え置いた。

 大阪市内で記者会見した古川俊太郎社長はスイッチ販売目標の引き下げについて「ハード、ソフト双方の魅力を伝える努力が不十分だったが、あまり心配はしていない」と説明。「スイッチの事業基盤はできつつある。拡販の余地もあり、新たな価値を伝えていく」と強調した。