中止になった「背割堤さくらまつり」のちらしで作った桜の折り紙(八幡市八幡・さくらであい館)

中止になった「背割堤さくらまつり」のちらしで作った桜の折り紙(八幡市八幡・さくらであい館)

大量に残ったちらし。同館の展望塔から見た桜並木の写真や花見船などのイベント内容を紹介する内容だった

大量に残ったちらし。同館の展望塔から見た桜並木の写真や花見船などのイベント内容を紹介する内容だった

 京都府八幡市八幡にある交流拠点「さくらであい館」が、新型コロナウイルスによるイベントの中止で大量に余ったチラシを使い、折り紙遊びを提案している。出番がなくなったチラシをただ捨てるのはもったいない、と知恵を絞って桜の形に折る方法を紹介。コロナ禍に翻弄(ほんろう)された「残念なチラシ」を再利用し、八幡の桜のPRにもつなげたい考えだ。

 同館がある淀川河川公園・背割堤地区は例年約45万人が訪れる桜の名所として知られる。今年は恒例の「さくらまつり」を3月28日から11日間開催する予定だったが、感染拡大を受けて3月6日に中止が決まった。

 ただ、公園を管理する国土交通省や八幡市などでつくる実行委員会は、ぎりぎりまで開催する方向で準備をしていたため、中止決定時点で4万枚の案内チラシは完成済み。3万枚は駅や市町へ配布したが、同館には1万枚が残ったという。そのため、国交省淀川河川事務所の職員らが「どうにか生かせないか」と活用策を検討。感染を広げる恐れも少ない活用法として折り紙のアイデアをひねり出した。

 同館では残ったチラシとともに、折り方の説明書きも配布している。1枚を6~9等分し、それぞれを丸めるなどして桜の花びらを作る。完成後、チラシに載る桜の写真が外側へ出て見栄えがよくなるようにもこだわっているという。

 淀川河川事務所は「チラシのお披露目はできなかったが、1年を通じて八幡の桜を思い浮かべてもらうきっかけになれば」と話していた。