五老スカイタワー駐車場で辻本さんが撮影したネオワイズ彗星。300ミリレンズ付きカメラで露光時間2・5秒で撮影した4枚を重ねている(16日午後8時7分、京都府舞鶴市内)

五老スカイタワー駐車場で辻本さんが撮影したネオワイズ彗星。300ミリレンズ付きカメラで露光時間2・5秒で撮影した4枚を重ねている(16日午後8時7分、京都府舞鶴市内)

 今年3月に米国航空宇宙局(NASA)の探査衛星が発見した「ネオワイズ彗星(すいせい)」の撮影に、京都府綾部市在住の男性が成功した。舞鶴市内の山上で曇り空のわずかな晴れ間を狙ったことが奏功。日没前の薄明かりの中、彗星の軌跡をはっきりととらえた。

 介護施設職員の辻本武士さん(47)=綾部市梅迫町。16日午後7時45分から同8時にかけて、舞鶴市の五老スカイタワー駐車場で撮影した。彗星は北西の空、雲の切れ目に双眼鏡で見えるほどはっきりした姿で、辻本さんは「これだけ明るい天体は久しぶり。本当にタイミングがよかった」と喜ぶ。
 国立天文台によると、ネオワイズ彗星が次に太陽系に接近するのは5千年以上先。7月下旬にかけて徐々に見えにくくなるが、綾部市天文館パオの大槻直樹館長は「天気さえ回復すれば、まだチャンスはある」としている。