「黒書院三の間」の障壁画や天井画(京都市中京区・二条城)

「黒書院三の間」の障壁画や天井画(京都市中京区・二条城)

 京都市中京区の二条城で、国宝・二の丸御殿の「黒書院三の間」の特別入室が行われている。江戸時代の絵師狩野尚信が描いた障壁画「松図」(複写)や唐花文様の天井画を間近で見ることができ、将軍気分を味わうことができる。

 三の間は将軍との対面の前に、高位の公家や譜代大名らが控えた部屋。普段は廊下からしか見ることができない。
 障壁画下部の「松図」は東西南北の四面に松が描かれ、南から北方向へ、ミズアオイや野菊、枯れた田んぼを配することで夏から冬への季節の移り変わりを表現している。上部の「浜松図」は松の林立する浜辺が描かれている。
 天井画は江戸時代初期の建造当時のままで、牡丹(ぼたん)唐草の地紋に唐花文様を描く。中谷至宏学芸員(60)は「四方を障壁画に囲まれるという迫力ある体験をしてほしい」と話している。
 8月24日まで(火曜を除く)。学芸員による解説を、7月22日と8月5日いずれも午前10時から行う。先着35人(無料)。入城料が必要。
 問い合わせは元離宮二条城事務所075(841)0096。