アートの「副産物」を販売する自販機(京都市上京区・kumagusuku SAS)

アートの「副産物」を販売する自販機(京都市上京区・kumagusuku SAS)

 アートの制作過程で生まれた廃材などの「副産物」を自動販売機で販売する催しが25、26の両日午後1~7時に、京都市上京区中書町のアートスペース「kumagusuku SAS」(クマグスク サス)である。主催者は「アートと新たな関係を築くきっかけに」と話す。

 販売される「副産物」は、アート制作と建築工程で生まれた2種類。版画や写真のミスプリントや石材のほか、ねじ、アクリル板などが数点組み合わされ、袋に入っている。自販機内に並ぶ袋を番号で選び、一袋500円で購入できる。

 自販機での「無人販売」は、コロナ禍で多くの人が集まる場が設けにくい中で企画された。建築の廃材は、住宅設計などを手掛ける会社「TANK」(東京都)が協力した。

 企画した「kumagusuku SAS」の代表、矢津吉隆さん(39)は「袋のまま部屋に飾るのもいいし、新たな作品に加工もできる。自由な形で楽しんでほしい」と話す。
 「kumagusuku SAS」は矢津さんが自宅の一部を改修し、作品をつくる工房と「副産物」の販売店を設けようと仲間たちと立ち上げた企画。その支援金を、文化のプラットフォーム「THE KYOTO」が手掛けるクラウドファンディングで今月末まで募っている。