きつね色になるまでじっくり焼き上げられたウナギ(京都府南丹市園部町本町・布安商店)

きつね色になるまでじっくり焼き上げられたウナギ(京都府南丹市園部町本町・布安商店)

 焼き上がったウナギから食欲をそそる香りが辺りに広がる。「土用の丑(うし)」(21日)を前に、京都府南丹市園部町本町の鮮魚店「布安(ののやす)商店」で20日、従業員が額に汗をにじませながらウナギをかば焼きにする作業に追われた。

 1888(明治21)年創業の同店では、21日までの2日間にかけて愛知県三河産の養殖ウナギを備長炭で焼き上げる。今年は約1200匹を販売する予定だが、新型コロナウイルスの影響で昨年よりやや少なめという。
 店頭では樋口佑紀代表(32)が、串打ちされたウナギを素焼きした後、タレを付けて焼いてを4回繰り返して、つやのあるきつね色になるまでじっくりと仕上げていた。
 樋口代表は「今年もよく脂が乗っている。栄養満点なので夏の暑さやコロナを吹き飛ばして」と呼び掛けていた。価格は昨年と同じ100グラム1360円で1匹約3千円。