2年の在任期間を振り返る京都府警の植田本部長(京都市上京区・府警本部)

2年の在任期間を振り返る京都府警の植田本部長(京都市上京区・府警本部)

 京都府警本部長の植田秀人警視監(56)が20日、京都市上京区の府警本部で離任会見を開いた。2年間の在任中、最も印象に残った出来事に京都アニメーション放火殺人事件を挙げ、「遺族や被害者をこれ以上傷つけることのないよう、被害者支援に力を注いだ」と強調した。

 京アニ事件で、府警は犠牲者36人の氏名公表時に遺族から実名報道に同意するかを聞き取り、報道機関に伝えた。植田本部長は会見で「実名提供のあり方の指針になればと思う」との考えを示した。

 昨年、府警の現職警官6人が逮捕された点には「申し訳なかった。(再発防止に向け)全職員が引き続き努力していく必要がある」と改めて謝罪。今後の府警に対して「今までの良さを保ち、改良すべきところは改良してほしい」と期待した。

 植田本部長は21日付で、警察庁長官官房政策立案総括審議官に転出した。