医療的ケア児や障害のある子も受け入れ、違いを尊重しあえる「にじのうた保育園」の開設準備を進める女性たち(京都市中京区)

医療的ケア児や障害のある子も受け入れ、違いを尊重しあえる「にじのうた保育園」の開設準備を進める女性たち(京都市中京区)

 たんの吸引などを必要とする医療的ケア児や障害のある子を積極的に受け入れ、健常児と同じ場で保育する京都市初の小規模保育事業所(認可園)が4月、上京区に開園する。新生児医療の発達により医療的ケア児が増える中、保護者を支援する体制を整えると共に、子どもらが違いや個性を認め合いながら育つ場づくりを目指す。

 一般社団法人「Be Better(ビーベター)」が運営する「にじのうた保育園」(同区竹屋町通日暮東入ル)。2人の看護師が常駐するほか保育士も研修を受け、安全や衛生面に配慮した上で集団保育する。園舎は新築戸建ての1階部分約40平方メートルを整備した。2019年度に、集団保育に参加できる0~2歳の6人を募集する。将来的には16人の受け入れを目指す。

 同園運営責任者横澤葵さん(35)は同区の建築会社に勤めながら3人の子どもを育てている。自身の子どもが待機児童になったのを機に、社のプロジェクトとして保育園開園に着手した。その中で医療的ケア児を預かる保育所が不足している現状を知り、受け入れを決意。趣旨に賛同したベテラン保育士や看護師が集まり、京滋の受け入れ園の視察や勉強会を重ねてきた。

 園では多様な立場の子が共に遊ぶ環境を作ることで、違いを尊重し、助け合いを自然にできる子を育むことを目指す。横澤さんは「みんな違ってみんないいという世の中にする、小さな一歩になれば」と願いを込める。クラウドファンディングサイト「Readyfor(レディーフォー)」で開園資金の一部を募っている。問い合わせは同法人080(3931)1588。