昨年の亀岡光秀まつりの様子。旧亀山城下町を武者行列が練り歩き、明智光秀役に注目が集まった(2019年5月3日、京都府亀岡市北町)

昨年の亀岡光秀まつりの様子。旧亀山城下町を武者行列が練り歩き、明智光秀役に注目が集まった(2019年5月3日、京都府亀岡市北町)

 新型コロナウイルスの影響で秋に延期されていた本年度の「亀岡光秀まつり」が中止となることが21日、決まった。京都府亀岡市ゆかりの明智光秀が大河ドラマで脚光を浴び、例年以上の集客が期待されたが、コロナの収束が見通せず、実行委が苦渋の決断を下した。

 まつりは戦国時代の衣装に身を包んだ武者行列が市内の旧城下町一帯を練り歩く5月の恒例行事。今年は11月下旬に延期して開催する予定だった。

 ここにきて市内での感染者が増える中、市幹部や観光関係者ら10人が協議。事務局は武者行列の縮小とコース短縮で実施する案を出しながらも、沿道の観客が密集するリスクや協賛金募集の厳しさを説明した。

 委員からは「少しでも何かしないと経済が疲弊する。形を変えて実施できないか」との意見も出たが、採決の結果、1973年の開始以来、初の中止が決まった。市観光協会の楠善夫会長は「来年は盛大に開催したい」と述べた。