大津地方裁判所

大津地方裁判所

 滋賀県守山市の自宅で出産した男児を放置して死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた介護職員(28)の裁判員裁判の判決公判が22日、大津地裁であり、大西直樹裁判長は懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役4年)を言い渡した。

 大西裁判長は判決で、被告は妊娠の発覚を恐れて病院などに行かず、出産した男児が亡くなることを望んで119番しなかったとし、「経緯や動機は身勝手で強い非難を免れない」と強調。一方、男児は出生時から仮死状態で、亡くなるまで放置した時間は最長約4時間と短く、初めての妊娠で周囲に気軽に相談できる人もいなかったとし、量刑面で考慮した。

 判決によると、昨年4月13日午後11時ごろ、自宅で出産した男児が、呼吸困難な状態だったにもかかわらず放置し、同14日午前0時半~3時ごろに窒息死させた。