会所内に置かれた護摩壇に火をつけ、護摩木を入れる山伏(京都市中京区・役行者山保存会会所)

会所内に置かれた護摩壇に火をつけ、護摩木を入れる山伏(京都市中京区・役行者山保存会会所)

 祇園祭・後祭を行う山鉾保存会のうち修験道にゆかりのある三つの山で23日、聖護院(京都市左京区)の山伏約10人の参拝があった。役行者山(中京区室町通三条上ル)では恒例の山伏問答と護摩焚(た)きも行われた。

 例年は五つの山を順に回るが、今年は新型コロナウイルスの影響で規模が縮小された。北観音山と南観音山で町内の安全や住民の健康を祈った後、ほら貝や錫杖(しゃくじょう)の音を響かせながら役行者山保存会の会所に到着した。
 会所前では修験道の開祖や本尊に関する問答があり、山伏が全て答えると結界の中に招き入れられた。会所には「ご神体」の役行者と一言主(ひとことぬしの)神、葛城神の3体がまつられ、山伏らが法要に続いて護摩壇に火を付けた。辺りが白い煙に包まれると、保存会役員らが護摩木を投げ入れ、住民らの健康や息災、心願成就を願った。