円山応挙と息子・応瑞筆の板絵繋馬図(亀岡市古世町・市文化資料館)

円山応挙と息子・応瑞筆の板絵繋馬図(亀岡市古世町・市文化資料館)

さまざまな動物や鳥、昆虫など描かれた仏涅槃図(亀岡市古世町・市文化資料館)

さまざまな動物や鳥、昆虫など描かれた仏涅槃図(亀岡市古世町・市文化資料館)

 文化財に表された動物に焦点を当てた企画展「人と動物たちのものがたり」が、京都府亀岡市古世町の市文化資料館で始まった。同市出身の江戸時代の絵師、円山応挙のウマの絵「板絵繋馬図」や、坊主塚古墳(馬路町)から出土したニワトリの形の埴輪(はにわ)など、約100点が展示されている。8月30日まで。

 新型コロナウイルスの影響で子どもたちが外出しづらい状況にあるため、短い夏休みを少しでも楽しめるよう企画した。
 念佛寺(篠町)の仏涅槃(ねはん)図は、入滅する釈迦(しゃか)の周りの仏弟子だけでなく、ゾウやチョウなど動物や昆虫、麒麟(きりん)など想像上の霊獣も悲しんでいる様子に注目し、展示した。
 ほかにも、鍬山神社(上矢田町)の神の使いとされるウサギを描いた杯や、飼い犬の失踪や17人の町民が共同でネコを飼っていることを役所に届け出たことを記した江戸時代の古文書なども紹介。長年、人々の暮らしに動物が密接に関わってきた様子がうかがえる。
 展示品にまつわるクイズを楽しむ学習シートや、展示品をアレンジした動物の塗り絵も7種類用意し、無料で配布している。
 8月8日午後2時からは京都市動物園の坂本英房園長による講演会があり、12日午前10時と午後2時には親子で動物探しに取り組む体験会もある。
 入館料は小中学生無料、大人260円。問い合わせは同資料館0771(22)0599。