「風や自然を身近に感じられるのがカヌーの楽しさ」と話す小林さん(大津市雄琴5丁目の琵琶湖岸)

「風や自然を身近に感じられるのがカヌーの楽しさ」と話す小林さん(大津市雄琴5丁目の琵琶湖岸)

 カヌー女子カヤックの昨年の中学チャンピオン、大津高1年小林陽菜さん(15)=滋賀県近江八幡市安土町=が4月、日本オリンピック委員会から本年度のオリンピック有望選手に認定された。「オリンピックという大きな舞台に立てるように、まず全国高校総体(インターハイ)優勝をめざし日々の練習を頑張りたい」と目標を見据える。

 小林さんは、小学5年から、オーパルオプテックスカヌーチームが琵琶湖岸に持つ練習施設(大津市雄琴5丁目)に自宅から通っている。今年4月に練習施設に近い大津高に進学し、週6日の練習をこなしている。


 昨年7月、山形県で開かれた全国中学生カヌー大会の女子カヤックのシングル(1人乗り)とペア(2人乗り)の2種目で優勝した。シングルは、ゼロコンマの秒差を争う500メートルのレースで2位に5秒以上の大差を付け圧勝した。同9月にはスロバキアで開かれたオリンピックホープス2019に日本代表として出場した。


 カヤックを始めたきっかけは、小学5年のとき安土町であったカヌー体験会。「水上に浮いている感覚がすごく新鮮で楽しかった。習い事としてやってみたくなった」と振り返る。すぐにジュニアを対象にしたスクールに入会した。


 指導する江口貴彦監督(39)は「練習をしっかりこなし、最後までやりきる。できないことは自宅で練習し、何をしたらいいか自分で考えている。それが強み」と評する。夏場の練習は、水上で腰や脚、腕などの動かし方のレベルアップを図り、冬場はランニングやエルゴメーターを使った基礎体力づくりをする。


 新型コロナウイルス禍で、今年のインターハイは中止になった。「練習できる時間が増えたと思って、この間にもっと強くなって来年の試合でいい結果を出せるように頑張りたい」。11月には各競技の有望選手を集めた研修会と交流会が味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都)で予定されている。