記者会見で薔薇マークキャンペーンの趣旨などを説明する松尾教授(中央)や西郷さん(左端)ら=東京都内

記者会見で薔薇マークキャンペーンの趣旨などを説明する松尾教授(中央)や西郷さん(左端)ら=東京都内

 財政規律優先の緊縮的な経済政策に反対する大学教授らが1日、東京都内で記者会見を開き、4月の統一地方選や7月の参院選に向け、消費増税凍結や大胆な財政出動を掲げる立候補予定者を認定する「薔薇(ばら)マークキャンペーン」を行うと発表した。3月上旬にも統一選に向けた第1次認定者を公表する。

 フランスの黄色いベスト運動など欧米で「反緊縮」を訴える動きが強まる中、同様の政策を掲げる候補予定者を可視化するのが狙い。松尾匡立命館大教授や、安保関連法に反対するママの会発起人の西郷南海子さんら22人が呼び掛け人となった。

 消費税増税の凍結▽社会保障や教育、防災分野への大胆な財政出動▽大企業・富裕層への課税強化-など六つの基準政策を設定。自薦、他薦で希望者を募り、掲げる政策が基準に合致していれば認定し、同キャンペーンのホームページなどで紹介する。

 会見で松尾教授は「反対の多い法案を強行しながらも安倍政権が高い支持率を維持しているのは、野党が財政規律などにこだわり、再び不況を招くという疑念を払拭(ふっしょく)しきれていないからだ」と指摘。「人々の不安に応える新しい選択肢が必要だ。反緊縮を目指す人を可視化することで『ここに選択肢があるよ』と明らかにしたい」と語った。

 3月9日には第1次認定者を招いた集会を大阪市内で開く。