かやぶき屋根の民家を背景に、涼しげに咲き誇る北山友禅菊(京都市左京区)

かやぶき屋根の民家を背景に、涼しげに咲き誇る北山友禅菊(京都市左京区)

 京都市左京区の山間部・久多地域で、夏の風物詩「北山友禅菊」が見頃を迎えている。かやぶき屋根や山深い周囲の緑を背景に、紫色の花が涼しげに咲き誇っている。

 過疎化が進む山あい集落の観光資源にしようと、住民らが自生していた野生菊「チョウセンヨメナ」を品種改良し、北山友禅菊の愛称で1997年から栽培している。年々面積を増やしており、計5カ所約9千平方メートルに広がる。
 例年並みの今月下旬から見頃となり、来月中旬まで楽しめるという。かやぶき屋根の自宅周辺で育てている常本治さん(65)は「時間帯や時期で花の色も変化する。涼しげな姿を周囲の景観と一緒に楽しんでほしい」と呼び掛けている。
 新型コロナウイルスの影響で、今年は有料の摘み取り体験を行わない。近くで切り花の販売はしている。