吉野彰氏

吉野彰氏

 吉野 彰氏(よしの・あきら)1948年、大阪府吹田市生まれ。70年京都大工学部卒。72年工学研究科修士課程修了。同年旭化成工業(現・旭化成)入社。イオン二次電池事業グループ長、電池材料事業開発室長などを経て、2003年から旭化成グループフェロー、05年から旭化成吉野研究室長。17年10月から現職。名城大教授も務める。
 京大で石油化学を専攻し、ノーベル化学賞を受賞した福井謙一氏と、米澤貞次郎氏(ともに故人)に学ぶ。旭化成工業で導電性高分子を電極に用いる2次電池の研究を開始し、1985年に現在のリチウムイオン電池の基本形を完成させる。91年から量産化され、携帯電話などの情報通信機器のほか、自動車での利用も始まっている。
 99年に日本化学会・化学技術賞、2003年に文部科学大臣賞科学技術功労者に選ばれた。04年に紫綬褒章。13年にロシアのノーベル賞ともいわれるグローバルエネルギー賞、18年に日本国際賞、19年に欧州特許庁の欧州発明家賞。