昨年の石清水祭の放生行事で魚を川に放つ子どもら。今年は大幅に内容を変更する(2019年9月15日、八幡市八幡)

昨年の石清水祭の放生行事で魚を川に放つ子どもら。今年は大幅に内容を変更する(2019年9月15日、八幡市八幡)

 京都府八幡市の石清水八幡宮は27日、毎年9月15日に行う日本三大勅祭の一つ「石清水祭」について、今年は内容を変更して執り行うと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、未明の参道を下る神人(じにん)ら約500人の行列などを取りやめる。

 石清水祭は863年に放生会として始まったとされ、京都市の葵祭や奈良市の春日祭と同様に天皇の勅使が派遣される勅祭として続く。午前3時ごろに鳳輦(ほうれん)が男山山上の本宮を出発する「神幸行列」に続き、麓の頓宮で神事が行われてきた。

 今年は、行列を取りやめ、山上の本宮で勅使が供え物を奉納する「奉幣(ほうべい)祭」を、神職ら数十人程度で15日午前10時から行う。放生川に魚を放す「放生行事」は、頓宮近くの池で神職のみで行う。
 同宮によると、式次第の変更は終戦直後の1945年以来の75年ぶりで、当時と同じ内容になるという。