欠番から復活した「52系統」(京都市中京区・二条駅前)

欠番から復活した「52系統」(京都市中京区・二条駅前)

 計82系統が走る京都市バス。1928(昭和3)年の運行開始以来、路線の新設、廃止、再編を繰り返してきたが、番号には「謎」がある。


 1桁から2桁の一般路線、100番台の観光路線、200番台の循環路線、「西」など方角が頭に付く周辺路線の大きく四つに分かれる。


 一般路線は93まであるが、1から順に番号を付けているのかと思いきや、「欠番」が存在する。利用客の混乱を避けるため、廃止路線を欠番にしているためだ。


 ただ市交通局によると、79、85、87、89、90は現在も過去も走ったことがない、という。ホテルでは「4」や「9」などの部屋番号を避けるところもあるが、「4系統も9系統も運行中で、縁起を担いだ訳ではなさそう」(同局)。理由は分からないという。


 欠番の復活例もある。58系統(梅小路公園-九条車庫前)は2016年に35年ぶりに、52系統(立命館大学前-四条烏丸)は18年に21年ぶりに再登場した。ルートは以前と異なるが、「主要経路が似ている」(同局)とする。


 市民からは廃止路線の復活を望む声も多い。地下鉄東西線開通に伴い、市バスが撤退した山科区民には特にその思いが強いようだ。「山科は京都市じゃないのか」という恨み言も耳にする。かつて山科を運行した「東」系統が復活する日は来るのか。それとも「永久欠番」になってしまうのか。