謝罪する近藤副事業本部長(右)。左端が山崎善也・綾部市長=綾部市若竹町・同市役所

謝罪する近藤副事業本部長(右)。左端が山崎善也・綾部市長=綾部市若竹町・同市役所

 関西電力役員の金品受領問題を受け、関電の近藤佳典・原子力事業本部副事業本部長が9日、高浜原発がある福井県高浜町と隣接する京都府綾部市の山崎善也市長、京都府舞鶴市の多々見良三市長と相次いで面会し、謝罪した。両市長は同日辞意を表明した八木誠会長、岩根茂樹社長以外についても「関与者の引責」を求め、同原発1、2号機の再稼働に難色を示した。

 近藤本部長は綾部市役所を訪れ、山崎市長に謝罪。第三者委員会を設置して調査し、再発防止を図ると説明した。山崎市長は「(受領に)関わった方は責任ある行動を」と求めた。

 山崎市長は面会後の報道各社の取材で、高浜原発1、2号機の再稼働について「信頼回復が最優先でその上での議論」と現時点で論外とした。会長、社長の辞任について「それだけで済むのか。第三者委の報告を待ちたい」とし、トップ以外の関与者も辞任も含めて責任を取るべきとの考えを強調した。

 多々見良三市長も「少なくとも金品受領に関わった人は辞めるべき。ガバナンス(企業統治)がおかしい今は、再稼働を判断する段階ではない」と述べ、関電への強い不信感を表した。