大久保愉一容疑者(クリニックHPから)

大久保愉一容疑者(クリニックHPから)

 神経難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性に対する嘱託殺人容疑で医師2人が逮捕された事件で、大久保愉一(よしかず)容疑者(42)=仙台市=と山本直樹容疑者(43)=東京都港区=とみられる人物が、高齢患者を病気の急変に見せかけて死亡させる方法をテーマにした電子書籍を2015年に共著で出版していたことが28日、分かった。

 電子書籍は「扱いに困った高齢者を『枯らす』技術」。15年6月に通販大手アマゾンの電子書籍端末「キンドル」で出版された。現在は購入することはできない。内容紹介欄では、認知症などで家族の介護を受ける高齢者を引き合いに出し、「『今すぐ死んでほしい』といわれる老人を証拠を残さず消せる方法がある。医療に紛れて人を死なせることだ」と主張。「違和感のない病死を演出できれば警察の出る幕はない。荼毘(だび)に付されれば完全犯罪だ」と記していた。

 捜査関係者によると、2人は大学時代からの知り合いだったといい、京都府警が関係性を調べている。