矛と盾を手にした方相氏に追われる3匹の鬼(2日午後6時18分、京都市左京区・吉田神社)

矛と盾を手にした方相氏に追われる3匹の鬼(2日午後6時18分、京都市左京区・吉田神社)

 3日の節分を前に、京都の「表鬼門」とされる京都市左京区の吉田神社で2日、追儺(ついな)式が行われた。「鬼やらい」とも呼ばれ、怒りや悲しみ、苦しみを象徴する赤、青、黄色の鬼を追い払い、人々の息災を願った。

 午後6時すぎ、3匹の鬼が雄たけびを上げながら境内に駆け込み、長さ約1・5メートルの金棒を振り回しながら詰めかけた大勢の参拝者を威嚇した。

 邪気を見抜くという「方相氏(ほうそうし)」が矛と盾を手に3匹を追い、神職らが桃の木の弓で葦(あし)の矢を放つと、舞殿の周囲を逃げ回る鬼は境内から退散した。

 追儺式は平安時代から宮中で行われていた儀式を伝える神事。3日午後11時からは古いお札を集めて焼く火炉祭が行われる。