表紙に願いに応じた和柄をあしらったご祈願帳

表紙に願いに応じた和柄をあしらったご祈願帳

 通常よりページ数が少ない薄型の朱印帳を、京都市上京区の女性が開発した。安産や学業など願いに応じて朱印を集めてほしいと、「ご祈願帳」と名付けた。気軽に満願を達成でき、お守り代わりに持ち歩くこともできるという。

 開発したのは「工房 沙彩(さあや)」(同区)代表の角屋(かどや)紀美さん(53)。長年、企業の経理担当として働いていたが、2014年に朱印帳メーカーに転職したのを機に、「手作りの蛇腹折りの良さをいろいろな形で伝えたい」と思い、3年後に独立した。

 朱印帳を使う人から「(ページ数が多くて)なかなか完結しない」「新商品が出て目移りする」といった「本音」を耳にし、「薄型ならすぐに達成感を味わえ、新しいものを買える」と考え、最初に開発に取り組んだ。

 通常の朱印帳は12山(表裏計48ページ)あるが、ご祈願帳は8山(32ページ)。表紙は5種類あり、安産祈願の麻の葉、健康祈願のひょうたん、必勝祈願のだるまなど、願いに合った和柄をそれぞれあしらった。

 今後、広げて一覧できる蛇腹折りの特長を生かし、赤ちゃんの成長などを記録するメモリーブックや、長期スパンで予定を組む人向けのスケジュール帳の商品化も目指している。

 ご祈願帳は縦16センチ、横11センチ。2月末ごろから京都ロフト(中京区)などで販売予定。1冊1296円。