樹脂の「水」の中で本物のように生き生きとして見える金魚の造形作品(京都市下京区・大丸ミュージアム京都)

樹脂の「水」の中で本物のように生き生きとして見える金魚の造形作品(京都市下京区・大丸ミュージアム京都)

秋をテーマにした作品を見つめる作者の深堀隆介さん(京都市下京区・大丸ミュージアム京都)

秋をテーマにした作品を見つめる作者の深堀隆介さん(京都市下京区・大丸ミュージアム京都)

 透明樹脂にアクリル絵の具で描いた絵を何層も重ね、本物のような金魚を表現するアーティスト深堀隆介さんの展覧会「金魚愛四季(いとしき)」(京都新聞など主催)が、京都市下京区の大丸ミュージアム京都で開かれている。樹脂の「水」の中に生き生きとした金魚の動きが表現されている。


 深堀さんは、1~2ミリの薄さの樹脂に金魚の体の一部を描き、その上から樹脂を流して描く作業を繰り返し、金魚の薄いひれや透けるような皮膚を表す。会場ではリアルな立体作品群のほかデッサンや制作時の映像なども紹介している。

 今回は、桜の花びらが散る桶(おけ)の中の金魚など、四季を意識した作品をそろえた。深堀さんは「金魚は夏のものと思われがちだが、一番美しいのは秋。冬に備えて脂肪を蓄え、色も鮮やかになる。春も、越冬の後で痩せているが、よく動き、初々しい。生き物としての金魚の表現を見てほしい」と話している。8月10日まで。有料。