全種目満点の賞状とそろばんに打ち込む大平さん(滋賀県栗東市野尻)

全種目満点の賞状とそろばんに打ち込む大平さん(滋賀県栗東市野尻)

 そろばんで最高段位の10段を持つ京都女子高1年大平優さん(15)=滋賀県栗東市=が、段位認定試験(日本珠算連盟主催)で、6種目全てで満点を獲得する偉業を成し遂げた。全種目満点は全国でも10年ぶり2人目となり、「本当にまさかの結果」と、驚いている。

 大平さんは2歳からそろばんを始め、昨年10月には珠算・暗算・読上算の3部門で10段に合格した。惜しくも全種目での満点を逃したため、そろばん塾の先生の勧めもあり、満点を目指して今年2月に再び挑戦した。
 試験は、珠算と暗算のかけ・わり・みとり算の6種目。緊張しやすい性格というが、「すでに10段には合格していたので落ち着いて臨めた」と振り返る。約1カ月後に届いた結果を見て「びっくりしすぎて身震いした。通知を手にしながら大声が出てしまった」と喜びを語る。
 この春、高校に進学し、学校生活との両立が難しい中、毎夏開かれる全国大会「そろばんグランプリジャパン」での上位入賞を目標にしている。今夏の大会は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、来夏に向け、実力アップを誓う。「まだまだ上には上がいる」。謙虚な姿勢で、さらなる高みを目指している。