新型コロナウイルスの感染拡大が京都府独自の「特別警戒基準」に達し、取材に応じる西脇知事(29日午後6時33分、京都市上京区・府庁)

新型コロナウイルスの感染拡大が京都府独自の「特別警戒基準」に達し、取材に応じる西脇知事(29日午後6時33分、京都市上京区・府庁)

 京都府は29日、新型コロナウイルスの感染者が府内で増加したことにより、独自に設けた3段階の基準で最も警戒を要する「特別警戒基準」に達したことを明らかにした。同日は1日当たりで過去最多となる41人の新規感染者を確認。西脇隆俊知事は「大きな感染の広がりを危惧している」と強い危機感を示した。府は31日に開く対策本部会議で、特別警戒基準に伴う具体的な対応を決める。

 特別警戒基準は1日当たりの感染者が直近1週間平均で20人以上になると適用される。29日に初めて40人超となったことで、平均20・57人となった。また、28日までの1週間で平均6%だったPCR検査の陽性率も、29日には9%となり、上昇傾向にある。

 西脇知事は今後の感染対策について「社会経済活動とのバランスを考え、より効果的な、ターゲットを絞った対策をしたい」と述べ、感染者が多い飲食店を中心に検討するとした。9月から講義が再開する大学の対策にも取り組むとした。

 府は同日、現在は上限5千人までのイベントやプロスポーツなどの入場者制限について、8月1日をめどにしていた緩和時期を、8月末に先送りすると発表した。政府が示す同様の方針を踏まえて決定したという。