細川忠興ゆかりの一品として開発された小アジとイワシの糠だき(宮津市浜町・宮津まごころ市)

細川忠興ゆかりの一品として開発された小アジとイワシの糠だき(宮津市浜町・宮津まごころ市)

 丹後国(現在の京都府北部)の宮津城主だった細川忠興ゆかりの一品と伝わる北九州市の郷土料理「糠(ぬか)だき」を、京都府宮津市の会社が商品化した。府内産の魚を米ぬかなどで味付けしたもので、同市の道の駅でこのほど販売を開始。同社は「骨まで軟らかく丸ごと食べられる。宮津を知ったり、訪れたりするきっかけになるような商品になれば」と期待する。

 道の駅「海の京都 宮津」(同市浜町)で飲食店などを運営する「ハマカゼプロジェクト」が、オリジナルブランドの第1弾として開発。総菜などを手掛ける「きざき」(同市漁師)が製造する。

 糠だきは、青魚をぬかみそやしょうゆ、砂糖などで味付けした料理で、北九州市の小倉地域で食べられている。江戸時代に小倉城を築城した細川忠興が魚をぬか漬けにした丹後の保存食「へしこ」の製法を持ち込み、変化を経て城下町の庶民たちにも広まったとされる説がある。

 商品はイワシと小アジを使った2種類で、宮津市内でへしこを作る商店の米ぬかを使うなど材料にこだわった。ぬかの風味が感じられ、おかずやおつまみになるという。パッケージには地元の大江山をイメージしたマークを入れ、宮津の土産品であることをPRし「自信をもって手土産にしてほしい」と、同社広報の浜崎希実さんは話している。

 イワシは2尾入り、小アジは100グラム入りで、価格はいずれも756円(税込み)。

 問い合わせは、宮津まごころ市0772(22)6123。