京都成章-龍谷大平安 1回裏龍谷大平安2死一塁、右前へ安打を放つ奥村(わかさスタジアム京都)

京都成章-龍谷大平安 1回裏龍谷大平安2死一塁、右前へ安打を放つ奥村(わかさスタジアム京都)

 夏季京都府高校野球ブロック大会はブロック決勝が30日始まった。Aブロックは龍谷大平安が7ー0で京都成章を下した。

 「平安らしさが出せた」。龍谷大平安の原田監督やナインも口をそろえる完勝だった。京都成章に対し2死からでも粘り強い連打で得点を挙げ、3投手がつないで無安打リレー。30日から始まった8ブロックの決勝で、全国最多の春夏通算75度甲子園に出場している名門が最初のブロック優勝に輝いた。

 初回は1、2番が倒れた後、山崎主将が初球を中前打。4番奥村は右前にはじき返すと、右翼手が足を滑らせる隙を逃さず二塁打とした。続く田島の右越え二塁打で2点を先制。三回も2死から奥村の左前打を皮切りに2点を加えた。奥村は相手投手のクイックの投球に対し左足を上げずにタイミングを合わせ、「低めのスライダーにしっかり食らいつけた」とうなずいた。

 思わぬ長期休校を強いられた今季、原田監督は休校明けのミーティングで「平安で野球部員として学ぶことは、甲子園以上の価値がある」と成長を求めた。今大会は3年生を試合ごとに入れ替えて起用し、全4試合で1点も許さなかった。「甲子園という目標を奪われた中で、いいゲームをしてくれた」と指揮官は目をうるませる。山崎主将は「最後に勝利して笑って終わるのが目標だった。いい形で締められた」と誇らしげに語った。