横山大観と菱田春草の作品が展示された会場(31日、京都市右京区・福田美術館)

横山大観と菱田春草の作品が展示された会場(31日、京都市右京区・福田美術館)

 日本画の巨匠・横山大観と、盟友で共に近代日本画を確立した菱田春草の作品をそろえた展覧会「大観と春草―東京画壇上洛―」(福田美術館、京都新聞主催)が8月1日、京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町の同館で始まる。

 雄大な富士山を描いた大観の「霊峰不二」や、色彩感覚にすぐれた春草の「青波舟行」など前後期合わせて約70点を展示する。

 大観の「竜虎」は、36歳で亡くなった春草の追悼展開催直後に描いた作品で、悲しみの中、自身を奮い立たそうとする大観の気概が表れている。合作の「竹林図」「波濤(はとう)図」もあり、行動を共にし、苦楽を分かち合った2人の絆の深さが伝わる。

 大観や竹内栖鳳ら大家の作品を連ねた「雲錦帖(じょう)」も初公開される。
 10月11日まで。火曜休館(祝日と重なる場合は開館し、翌日が休館)。9月2日から後期展示で、一部作品を入れ替える。有料