訓練開始式に臨む陸上自衛隊員(奥)と米海兵隊員=4日午前8時17分、高島市今津町・陸上自衛隊饗庭野演習場

訓練開始式に臨む陸上自衛隊員(奥)と米海兵隊員=4日午前8時17分、高島市今津町・陸上自衛隊饗庭野演習場

 陸上自衛隊と米海兵隊による日米共同訓練が4日午前、高島市の陸自饗庭野(あいばの)演習場で始まった。敵地を攻撃する総合訓練や市街地を想定した戦闘訓練を行う。4、5両日は米軍の輸送機オスプレイが参加する。

 同演習場での共同訓練は2016年9月以来約2年半ぶりで、今回が16回目。陸自福知山駐屯地(福知山市)の第3師団第7普通科連隊を中心とする約600人と、沖縄県の米軍キャンプ・シュワブ、キャンプ・ハンセンに駐留する海兵隊約340人が参加する。

 訓練開始式では、米第4海兵連隊長のジェーソン・S・D・ペリー大佐が「実践的な訓練で相互理解と信頼を深め、日米同盟が強まる」と強調した。陸自第7普通科連隊長の飯島達也1佐は「周囲は地元の方々の生活圏であり、市民生活に影響を及ぼすことがないようにしてほしい」と安全管理の徹底を呼び掛けた。

 オスプレイの飛来は13年に続き2度目。陸自明野駐屯地(三重県)を拠点に、最大4機が兵員輸送訓練などを行う。夜間も離着陸する予定だが、高島市が明示を求めている飛行ルートは事前に示されていない。

 訓練に反対する市民団体「あいば野平和運動連絡会」は同日午前、陸自今津駐屯地(同市今津町)を訪れ、訓練開始に抗議する申し入れを行った。早藤吉男共同代表は「訓練は沖縄の負担軽減にはならない。昨年11月の迫撃砲の誤射で、演習場周辺の住民が心配する中で開始したことも許されない」と訴えた。