ロームが31日発表した2020年4~6月期連結決算は、経常利益が前年同期比33・7%減となる53億円だった。新型コロナウイルスの影響で全体的に需要が低迷したほか、フィリピンなどの生産拠点の稼働制限が供給に影響した。

 売上高は10・8%減の809億円。注力する自動車関連の需要が落ち込み、産業機器向けは下げ止まったが低調だった。高密度集積回路(LSI)や半導体素子、モジュールの各分野で減収減益となった。

 純利益は、完全子会社のローム滋賀吸収合併に伴う、繰り延べ税金資産の評価性引当額減少により24・4%増の72億円だった。

 感染拡大の影響が見通せないとして、期初に続き通期の業績予想は見送った。20年4~9月期の予想は売上高1600億円(前年同期比15・3%減)、経常利益55億円(70・8%減)、純利益73億円(46・8%減)とした。