村田製作所が31日発表した2020年4~6月期連結決算(米国会計基準)は、純利益が前年同期比15・5%減の395億円だった。新型コロナウイルスの影響で自動車やスマートフォン向けで需要が落ち込み、減収減益となった。
 

 売上高は8・6%減の3267億円。主力の積層セラミックコンデンサーは、第5世代(5G)移動通信システムやリモートワーク増に伴うパソコン関連が伸びたが、自動車向けが大幅減だった。スマホ向けではモジュール(複合部品)やリチウムイオン電池が低調だった。
 

 製品価格の低下や製品構成の変化、円高が利益を押し下げ、税引前利益は14・7%減の539億円だった。
 

 大阪市内で記者会見した竹村善人取締役は、新型コロナウイルスの影響による売り上げ減について年間1700億円という期初の想定内で進んでいて、4~6月期は500億円程度とした。足元の受注動向などを踏まえ「自動車向けは回復傾向で、スマホも秋の新製品需要で戻るだろう。4~6月期が底で7~9月期から回復という予想の方向に向かっている」と述べた。