寺の回廊に南部鉄器の風鈴を飾る関係者たち(京都市東山区・清水寺)

寺の回廊に南部鉄器の風鈴を飾る関係者たち(京都市東山区・清水寺)

 京都市東山区の清水寺でこのほど、岩手県特産の南部鉄器の風鈴約500個が飾られた。風鈴には、東日本大震災の被災地復興や新型コロナウイルスの収束を願う短冊がつるされ、境内に涼やかな音色を響かせた。

 京都在住の岩手県出身者らでつくる「京都清水寺で南部風鈴を愛(め)でる会」が震災復興を願って行い、南部鉄器製品を製造販売する「岩鋳(いわちゅう)」(盛岡市)が風鈴を無償で提供する。11回目の今年は、新型コロナの影響で簡素化した式典となった。

 本堂での法要の後、同会のメンバーが寺の回廊に風鈴をつるした。短冊には、東山区の開睛小と岩手県釜石市の白山(はくさん)、平田(へいた)、唐丹(とうに)の3小学校の児童が「災害がおきませんように」「コロナがおさまりますように」などと書き記した。

 同会の及川静衛会長(86)は「岩手と京都のつながりを大切にし、交流を深めていきたい」と話した。風鈴は8月下旬まで飾られる。