新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都伝統工芸大学校(京都府南丹市)の学生が手作りしたオリジナルマスクの展示会が1日、京都市中京区烏丸通三条上ルの京都伝統工芸館で始まった。
伝統技術を現代社会で活用する方策について考えるゼミに所属する学生14人が、コロナ禍にあっても芸術の力を示そうと企画した。
会場には、「ぶぶづけでもどうどすか」などと京言葉をあしらったり、即席麺の包装を活用したりと、遊び心にあふれたデザインの約80点が並ぶ。
左京区から訪れた大学教員の女性(64)は「奇抜なアイデアがいっぱい。苦境を逆手に取る若者のバイタリティーを感じた」と話した。無料。31日まで。