幾重にも重なる花びらを次々に開く近江妙蓮(守山市中町・近江妙蓮公園)

幾重にも重なる花びらを次々に開く近江妙蓮(守山市中町・近江妙蓮公園)

 滋賀県指定天然記念物で、一つの花に数千枚の花びらを付けるハス「近江妙蓮(みょうれん)」が守山市中町の近江妙蓮公園で見頃となっている。淡い桃色の花が夏の日差しにまばゆく照り映えている。

 おしべやめしべを持たず種子を作らない珍種で、2千から5千枚の花びらを付けるという。平安時代の僧慈覚大師が中国から持ち帰ったと伝わり、同市には室町時代から将軍や皇室に献上された記録が残る。

 公園内の二つの池に千本以上のつぼみをにょっきりと伸ばし、次々と開花。大輪を咲かせる。蒸し暑い中、来園者が額に汗を浮かべて観賞していた。三重県伊賀市の会社員の男性(52)は「見たことがないハス。珍しく不思議」と話した。

 見頃は8月上旬まで。