京セラは4日、ドイツのセラミックメーカーとオランダの空圧工具メーカーの2社を買収すると発表した。世界的に需要が拡大するファインセラミックスと機械工具の欧州事業を強化する。

 買収するのは、独金属部品大手HCスタルク子会社のHCスタルクセラミックス(HCSC)と、オランダのファンアーデングループ(VAG)。いずれも京セラの欧米子会社を通じ、HCSCは4月以降、VAGは3月に全株式を取得する。2社の買収額は200億円弱とみられる。

 HCSCは半導体製造装置など大型産業用セラミックを手掛け、人工知能(AI)を活用した生産設備も持つ。京セラはセラミックを国内で生産しており、買収で欧州の生産拠点を手に入れる。

 VAGは釘(くぎ)打ち機などの空圧工具を製造し、欧州10カ国以上で販売する。京セラは欧州の販路を取り込み、工具の販売を強化する。