演習場の山際を飛ぶオスプレイ(4日午後2時8分、高島市今津町梅原から望む)

演習場の山際を飛ぶオスプレイ(4日午後2時8分、高島市今津町梅原から望む)

演習場付近を飛ぶオスプレイ。近くには民家集落がある(4日午後2時3分、高島市今津町梅原)=撮影・山本陽平

演習場付近を飛ぶオスプレイ。近くには民家集落がある(4日午後2時3分、高島市今津町梅原)=撮影・山本陽平

 陸上自衛隊と米海兵隊による日米共同訓練が4日、滋賀県高島市の陸自饗庭野(あいばの)演習場で始まった。米軍の輸送機オスプレイが5年半ぶりに参加し、初日は2機が飛来した。15日まで、敵を攻撃する総合訓練や市街戦、射撃の訓練などを実施する。

 オスプレイ2機は4日正午すぎに飛来し、周辺では午後2時ごろまで断続的に大きなプロペラ音が響いた。夕方も飛来する予定だったが、天候不良で中止された。

 同演習場へのオスプレイの飛来は2013年10月以来2度目。今回は、最大4機が陸自明野駐屯地(三重県)を拠点に兵員輸送訓練などを5日まで行う。

 国内外で事故が相次ぐオスプレイについて、高島市は飛行ルートの事前説明を求めたが、防衛省は「米軍の運用に関わることで、気象状況で変更もある」として今回も示さないまま。このため市は、同省が当日朝に示す飛来予定時刻に合わせて演習場に職員を派遣し、訓練の進行状況の把握に努めたほか、市庁舎の屋上から目視で飛行を確認する態勢をとった。

 一方、訓練に反対する市民団体「あいば野平和運動連絡会」は4日午前、陸自今津駐屯地(同市今津町)を訪れ、訓練開始への抗議を申し入れた。市内2カ所でオスプレイの監視活動も行った。

 饗庭野演習場では昨年11月、訓練中の迫撃砲の誤射で、近くの民間車両に損傷を与えた。今回の訓練開始式では陸自福知山駐屯地(福知山市)第7普通科連隊長の飯島達也1佐が「周囲は地元の方々の生活圏。市民生活に影響を及ぼすことがないように」と安全管理の徹底を指示した。

 訓練には第7普通科連隊を中心とする約600人と、沖縄県の米軍キャンプ・シュワブ、キャンプ・ハンセンに駐留する海兵隊約340人が参加する。同演習場での日米共同訓練は2年半ぶり16回目。